C'est pas la mer à boire(セ パ ラ メール ア ボワ)
- 生産者 Domaine du Possible
- ワイン名 C'est pas la mer à boire 2016
- 産地 Côtes du Russillon
- 品種 Grenache /Carignan /Syrah
南仏ワインをより好きにさせてくれた造り手。
まだ何も知らなくて(今も…)この辺りの産地でこのようなワインがあるなんて知らなかった頃に、早々と僕の中にあった固定概念を完全に覆してくれたワインの造り手の一人。
このDomaine du Possibleのワインを飲んでRussillonのワインが益々好きになり、興味が湧いてきた。
このDomaine du Possibleのワインを飲んでRussillonのワインが益々好きになり、興味が湧いてきた。
瑞々しく泉の如く味わいが次から次へと溢れでてくる。
淡いブドウの感じは桃のようにフルーティーで軽やか。と言ってもしっかりと味わいに芯はある。
ガスに頼ることのない爽快で心地よく、旨味を伴う完璧な酸度。
勿論、果実感やタンニンの縁の下で土台となるものの均等さが素晴らしいのは前提のことで、それらの功績と言った方がよいのかもしれませんが。
極限まで細やかなタンニン、嫌みのない程度の僅かな苦味・瑞々しくも厚みのある果肉感。それらは様々な果物を連想することが出来き、単に単純ではない味わい・幅広さを持っている。
香りはルシヨンの持つ独特の妖艶香。
舌の先端から真ん中辺りでサーモンを感じた。それは、エチケットの色に同調するように。もしくはサーモンの寿司を一昨日食べたばかりだから味覚に新しいのか…。
この辺りの産地のこのスタイルの後味に感じる〈えぐみ〉を感じるか感じないか程度ニュアンスもまた良く、そこに14%のアルコールを感じることはない。
中は真っ赤なレアの肉の様にフレッシュ?で臨場感ある香り。
クードレのミネルヴォワ・ラ・リヴィニエールに重なる部分があるように思うし、
非常に味わい深く探り深い。
飲み手が豊かならば、色々な楽しむ方向性を持っている。このワインを単なるグビグビ飲みやすいワインと捉えてしまったら軽卒だろう。
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