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CLOS FANTINE FAUGÈRES(クロファンティーヌ フォジェール)

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CLOS FANTINE FAUGÈRES 生産者      Clos fantine ワイン名     CLOS FANTINE FAUGÈRES 2015 産地       FAUGÈRES(CABREROLLES) 品種       Cinsault/Grenache/Syrah/Carignan/Mourvèdre 大人のための濃厚なジュースが口の中でパチパチと弾け拡散していく。 含んだ瞬間にすぐさま跳ね返ってくる果実の旨みで一瞬にして旨味感覚が満たされるが、 すぐに次の一口を欲してしまい本能は充たされない。 こういうワインは止まらなくなってしまう。 ダイナミックさと凝縮感、口の中での存在感は葡萄爆弾。 ミネルヴォワのDomaine Benjamin TaillandierのBUFENTIS10を思い出した。 そして、すぐ近くにはディディエ・バラルが。 活きている土・奥深くまで根を張り巡らせ力強い生命力がのった味わいはフォジェールらしい。 桃等の果物のコンポートを作っている時。 ラベンダーや南仏のハーブに鼻の奥まで届く大地のような香り。 赤い花がドレスをまとったとしたら。 フランス滞在中に何度も感じた香りも。 ワインが落ち着いてくると、高貴さと野性味あふれ魅惑的に。より大人っぽくなった。 肉にくしい血の気のある料理が欲しくなる。 肉食べてワイン飲んで、、、。 終売することなく、是非とも輸入され続けて欲しいワイン。

Domaine De Cébène Ex Arena(ドメーヌ ド セベーヌ エクスアレナ)

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 ドメーヌ ド セベーヌ エクスアレナ  生産者       Domaine De Cébène     ワイン名     Ex Arena 2012 産地       Faugères 品種       Grenache/Mourvèdre フォジェールという産地の中でこのワインは非常に特別で衝撃的。 今まで飲んできたフォジェールという産地のイメージを覆されました。 ワインを飲んでいると、つねに自分の持っているイメージや感覚・経験はあてにならないという事を知らせてくれます。 テーブルワインは力強く頑丈で隙間一つない男性的ワイン。(勿論他もあります) 高級価格帯ではフィネスを感じ、非日常的で高揚さと偉大さ。 このワインは、どちらにも属さずフォジェールでありながらもフォジェールでない。 フォジェールを何種類か飲んできた人に是非飲んでみてもらいたい。 産地を踏まえて感じると、 限り無くピュアで控えめ、無駄なものを全て取り払って造られたありのままの様な。 こんなにもスルスルと飲めてしまうストレスのないのは初めて。 一本をあっという間に飲み終えてしまう儚さ・・・滞留させたいという気持ちに敢えて逆らい、なすがままに素直に勿体ぶらずに飲んでしまおう。 純粋で後付けされない味わいの純粋な料理に合いそう。 透明よりも濁りのある香り。キノコや赤い土。 晴れの日より霧がかかったひんやりとした雨の日が似合う。 そんな時でも、自宅で昼間からこのワインがあれば穏やかにゆったりとした一日を過ごせそう。 アルコール・酸・タンニンはしっかりと感じますが、どれも何一つ気にならない。 全体的に低い位置でバランスを取りながら低空飛行を続けているような絶妙なボディ。 やや控えめ印象は、むしろ個性を引き立て飲むシチュエーションを示してくれます。 こういうワインと上手にお付き合い出来ることも幸せ。

LES JARDINS ROSÉ

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ドメーヌ サンタントナン/レ ジャルダン ロゼ 生産者    DOMAINE SAINT ANTONIN ワイン名   LES JARDINS ROSÉ 2015 産地           FAUGÈRES 品種     Cinsault/Mourvèdre/Grenache ロゼです。 夏のおかげか店の努力のおかげ?かは分かりませんか何年か前に比べれば大分飲んでもらえるようになってきた気がします。 ロゼと言ったらプロヴァンスのイメージがあるかもしれませんが、南ローヌやラングドックも盛んな地域です。日本に輸入されているプロヴァンスのロゼは高価なものが多いので、日本では他の南の産地のロゼのほうが安価で親しみ安く楽しみやすいです。 今回はラングドックのフォジェールのロゼ。 ロゼを飲まない方にはかなり薄く感じる色調かもしれません。 僕の中のでは、これくらいうす~いサーモンピンクかもっと白に近いくらいの色調が南フランスのロゼです。(製法により色調は変わるので薄い色=南仏ではありません、単純にいつも向こうで飲むロゼがそういう色の場合が多いというだけです) 薄い色のロゼは見るからに爽やかで喉も潤し夏の暑い日を涼しげな気分にしてくれます。 黄色い果物にほのかにパッションフルーツのエキゾチックなアロマ。 オレンジやレモンの皮を砂糖漬けした時に感じる甘苦さ、黄色い果物の内皮。ナッツのクッキー。 スノースタイルのカクテル。 少し大人な風味が夏の暑さをひんやり引き締めてくれそう。 飲んだ印象は、見た目以上にボリューム感があります。(見た目の判断は良くありません) 香りで感じていたものが口の中の温度で膨らみ、思った以上に迫力があります。 パッションフルーツっぽさが厚みとボリュームを出し、黄色いフルーツの皮のほろ苦くほんのり甘いニュアンスがそれを挟み込むようにして全体を凝縮させていきます。 終盤に感じる強めのアルコールの広がりと苦味が特徴的で、スイスイ飲み過ぎずに程よい飲んでる感を得られます。 温度が上がってくると全体的に膨らみがでて今まで感じていたものがより存在感を増し迫力が出てきます。 個人的にオススメは、 キンキンに冷やしてしまって少し

Magnoux

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ドメーヌ サンタントナン/マヌー 生産者     Domaine Saint-Antonin ワイン名                Magnoux 2013 産地                        Faugères 品種                       Syrah/Mourvèdre フォジェールです。 フランスでよく買って帰る産地のワインの一つです。 僕の中では、なかなか固く丈夫というか頑丈というか濃厚で力強く、そこまで凝縮しなくてもってくらい一本飲むには結構飲み応えのある男性的雰囲気のテーブルワイン~高貴な女性らしさも感じられるようなワインまである産地だと思っています。 今回のワインは後者のタイプです。 色調からして光沢感のある紫色。 勝手にキラキラしているように見えます。 これはフォジェールの宝石ですね。 期待が高まります! 軽くグラスに鼻を寄せてみると「はいっ、きたっ!」 胸が高鳴ります。 間違いありません。 飲まなくても美味しいのが十分伝わりました。。 香りが旨い。 ワイングラスも喜んでいるでしょう。 高貴なアロマ。 あとはもうなすがまま。 鼻から口から頭まで美味しさ巡らせ酔いしれるのみ。 一口目、気持ち固めの輪郭に少し期待感が高すぎたかなと思いましたが、中には芳醇な果実味がたっぷりと詰まっていました。 この思っていたより「少し来ないな」の感覚が助走の役割を果たし好いんです。 準備運動・クッションの役目ですね。 コレがないと、この後訪れるバイオレットサファイアの美味しさに一発K.Oされてしまいますので・・・ 僅か数分後にはあっという間にトップスピードに乗り、そのまま落ちることなく最後まで完走してしまいました。 個人的にあのフォジェール以来(ヒミツ)の衝撃です。 何が良いのかというと、 全てが高次元でバランスが良い。 どれだけ高い次元でバランスの良さを保っているのかは僕の中でとても大切なことです。 高貴なワインリキュール 完熟桃 高級なレーズンにカ