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Château Barréjat Madiran Cuvée des Vieux Ceps(シャトー バレジャ マディラン キュヴェ デ ヴュー セップ)

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Château Barréjat Madiran Cuvée des Vieux Ceps 生産者     Château Barréjat  ワイン名    Cuvée des Vieux Ceps 2015 産地      Madiran  品種      Tannat マディランは僕が一番最初に好きになった産地で、このワインも大のお気に入りの一本です。 もう10年以上前、初めてワインが美味しいと思ったのがマディランでした。 実は、お店でもオープン当初から押している産地ですなのですが、 特に日本にはあまり多くの種類が輸入されていませんし、ワイン通的産地なんて言われることもあります。がそんな事はありません。 フランスではスーパーなどでも見かける程で、日本に住んでいる僕にとってはスーパーでも十分にテンションが上がってしまいます。 因みに僕がフランスのスーパーでワインを買うときは、マディラン・ヴァントゥー・カオールでいつも悩みます。 まず、香りからしてしっかりとタンニンを感じます。 そして、いわゆる南西地方の香りがふんだんに詰まっている。 どっしりとした木の実・キノコ・木・土・木炭・ミルクチョコレート・コルクとワインが一体化した香り、羊等との相性の良さを思わせる香りなど、若い青っぽさを感じるも王道的なものは十分に香ってくる。 更に、産地などの概念にとらわれずに純粋に感じてみれば普段思いもしなかったものが現れてくる。 例えば、シャルトリューズ・フランスの海藻バター・グリルされた香ばしいエビ等、若いながらにバラエティ豊か。 自分の中の視点を少し変えるだけで感じ取り方もガラッと変わってくる。 味わいは、若さのせいかこのワインにしてはやや上擦った酸で思った以上に重心を持ち上げ清涼感すら感じる。 しかし酸は中心を外れず的を得ているし、 相変わらずのタンニンはワインを落ち着かせようとし全体の軸はぶれていない。 今までこのワインは最低でも5年以上経ったものしか飲んでこなかったので、それらに比べるとまだリリース直後の初々しさはある。 が、これはこれで楽しみ方がある。 産声をあげたばかりのマディランと言うか、 エレガンスと言うべきか・・・