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EXTRA LIBRE Château du Cèdre(エクストラ リーブル シャトー デュ セードル)

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EXTRA LIBRE Château du Cèdre(エクストラ リーブル シャトー デュ セードル) 生産者    Château du Cèdre ワイン名   EXTRA LIBRE Château du Cèdre 2016 産地     CAHORS 品種     Malbec/Merlot 恐らく今年一番の衝撃でしょう。 シャトーデュセードルのSO2無添加というだけでも、 カオール好きとしては思わずニンマリとしてしまう。 更に、グラスにワインを注いで香りを嗅いだらニンマリ。 飲んだらさらにニンマリ。 本当はボトル見た瞬間に「違うなっ」って思い、届いてから飲むその日の夜まで楽しみでしょうがありませんでした。 勿論期待を裏切りません。 赤い果実や赤い木の実などの赤や黒のスタイリッシュなエレガントさと、土や根を張るもの・大地を感じるような力強さと骨太さ。 このエクストラリーブルでは、これらのカオールの持つ二面性をどちらもしっかりと兼ね備えているような健全なバランススタイルで、それらを 見事に味わうことが出来ると思っている 。 それは、 当主パスカル・ヴェレーギュの言う「人が介入しなければ、自然がワインの素顔を見せてくれるのです。~」と言う言葉そのものだと感じる。 濃縮されたダンディでジューシーなブドウのエキスは噛む程に味わい深くなるような大人の舌の遊び心のある自由でわざとらしくない味わい。 生命力を感じ、しっかりと的を得てまとまりもある。またピュアさを意識したようなそっち系ではないので、昔から飲んでいるおじさまたちにもいけるのではないでしょうか。 というか、おいしく感じてもらわないと困ります・・・ ベタンヌ&ドゥソーヴ誌の「SO2フリーの模範として、追随する他のドメーヌにインスピレーションを与えうる源となるだろう」という通り、非常に重要な位置付けになるような資格を持っていると思う。 時代の進化を目の当たりにしたというのはこういう時を言うのだろう。 そして僕は誰が飲んでくれるかも分からないのに残りの在庫分を買うことにしたのです。

Domaine Cosse Maisonneuve LE COMBAL(ドメーヌ コス メゾヌーヴ ル コンバル)

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ドメーヌ コス メゾヌーヴ ル コンバル 生産者       Domaine Cosse Maisonneuve ワイン名      LE COMBAL 2013 産地        CAHORS 品種        Malbec この地方で最も好きな生産者の1人です。 抜栓直後は、懐かしさを感じるカオールらしさ、華々しさと下の方から土の香りが沸き上がってくるような伝統的アロマ、ほのかにミントのような爽やかさに赤い木の実の溌剌さ。そして柔らかく円やかな表面は鼻に優しくアロマを当ててくれます。 開けたてには少し平たさと新鮮さが目立ちますが、その中にはカオールワインの特徴的なアロマの要素の殆どを感じる事が出来ます。 その後、少しずつ少しずつ、厚みが増し肉付いてくるのが香りにも現れて来ます。 表面的な酸に捕らわれずに、香り・味わい・余韻を捕らえると奥深くホッコリするような、そして素直なカオールの味わいが楽しめます。 少しすると、ほのかにインクがかった濃厚でリッチなスタイルのカオールも垣間見れます。 特に余韻にはフランスのキノコを欲する。とすると、やはり定番の鴨のコンフィか。 (因みに、カオールと言えば鴨ですが、実際にまだ鴨のコンフィを食べている人をみたことがありません・・・) 他にも様々な食材・料理を連想させ欲する味わい・余韻は、色々な料理に合うという事。しっかりと食事をしながら楽しむ事により、このワインの価値も高まります。 出しゃばらないこういうワインは尚更食事と味わってもらいたいです。 ワインバーなどで飲むべきワインと、食事をするお店で飲むべきワインの主旨は違います(勿論どちらにも向いているワインもあります) 無駄なイメージを沸かせない遊びのないエチケットも好印象。 それがまたカオールらしくて尚更良い。 エチケットが可愛すぎて中身とのバランスがおかしいものもよくあるので・・・ ピュアに造りたいが為に逆にわざとらしく感じてしまったり、あまりにもジュースだったりするワインが多いなか、綺麗やピュアというより素直という表現が似合うワインらしいワイン。 本当のカオールがこの中に詰まっているのかもしれない。

Clos Siguier Cahors(クロシギエー)

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クロ シギエー カオール 生産者       Clos Siguier ワイン名                     Clos Siguier Cahors 2014 産地           Cahors 品種        Auxerrois/Tannat 僕の好きな産地の一つ南西部のカオールです。 エチケットにはカオールの名所ヴァラントレ橋が描かれています。 このエチケットの色あせ具合が、始めて訪れても 何処か懐かしさを感じる 町の雰囲気と、歴史深い産地のワインの味わいを上手く表していると思います。 *因みに、ここは1600年代始めに創設 抜栓直後は、新鮮で甘酸っぱい小さな赤い実。 それから、高級茶葉、お爺ちゃんお婆ちゃんの田舎の家、墨汁や畳、和を連想させる懐かしさのある香り。 鼻から頭上に昇る軽やかな香りは赤いシソの実・パイナップルの芯。 そして、落ち着きのある香りはイチジクやライチの皮や種、紅茶のシフォンケーキ、湿った土のニュアンスなど、高低差のあるアロマが感じられます。 他にも一瞬一瞬で様々な香りが入り乱れる深みのある香りが楽しめます。 飲んでみると、舌に染み込む細かいタンニンが低域を、 上顎に吸いつくように昇る酸味は高域を。 少し遅れて渋味も上顎の辺りまで追いついてきます。 そして、喉に流れるのは搾りたての赤い木の実のようなアルコールを含んだジュースです。 キュッと体を締めるような高い支配的な酸味が特徴的なので、 どうしても前にでる酸が受けいられない人にはオススメ出来ません。 (時間を置くと幾分か円やかになりましたが) 何とも懐かしいような古めかしいような感じは、 井上陽水の「少年時代」といったところでしょうか。 色々とここの産地のワインを飲みましたが、このワインが一番カオールらしいワインだと思っています。カオールを想い出したいとき・行きたくなったとき、僕はこのワインを飲んで雰囲気だけでも浸ります。 現地に行ったことがある人はこれを飲んだら懐かしくなるかも? 冬のどよめいた感じもまたよい                あ~~~行きたい・・・ クロ・シギエ(カオール)[2013]Clos