DOMAINE DE GRESSAC LOU GRESSAC(ドメーヌ ド グレサック ルー グレサック)



DOMAINE DE GRESSAC LOU GRESSAC(ドメーヌ ド グレサック ルー グレサック) 


  • 生産者  DOMAINE DE GRESSAC 
  • ワイン名   LOU GRESSAC
  • 産地  GARD
  • 品種  Syrah 


角がとれ円くなり、味わいにボリューム出るまでじっくりと焼いたリンゴのソテーをほんのりとシナモンで風味付けしたのを思い出した。

トロピカル系を主に様々なフルーツの要素。
香草で軽く香り付けした仔羊のミルキーさ。

色々と探しがいがあり、飲む相手によっては感じた香りの出しあいをしてみても面白いかもしれない。

丸みのあるトロッと甘い分かりやすい香りを先行して感じれば「ジャムの甘い香りのよう」に感じるだろうし、誰もが捉えやすい香りがあることで多くの飲み手に親しみやすいワインと言えるでしょう。


丸くとろみを感じ、舌の上にたぷんとのるワインは、ただ単純に飲みやすく口中や喉を流れ通り抜けていくだけの液体ではなく、口に含んだ時点で舌にのる重さがあることを実感しワインという液体の存在を口に含み飲んでいるということを認識する存在感がある。

飲み込む辺りからはガスと酸が上顎に達し、舌にはタンニンがじわっと染み込んでゆく二重構造。
上下に離れていくように酸はガスにより上昇し、タンニンはパラシュートのようにゆっくりと下降し舌に着地する。
中心には王様の如くどっしりとした果実味が位置し、二重から三重構造へと厚みを増す。


余韻には甘さを引き締める適度な苦味があり料理との相性の良さを感じます。
また、温度が上がっても酸がリードし続けてくれ、甘味が支配的になったり、ダレさせることのない構成力は長く飲み続けられる要因でしょう。


分かりやすい酸味・苦味・甘味の三要素。

余韻にエチケットの馬もいる。*馬小屋ではない。


初めて飲むワインの衝動的感動は二度と味わえない。
二度目からは違った感動で、一度目で知った感じたワインに対して自分がどのように感じていくのか・いけるのかということ。新たな良さ・要素の発見や一度目の再認識。
気に入ったワインは有る限り何本でも飲み続けていこう。

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