Jean Philippe Padie LE TOURBILLON DE LA VIE(ル トゥールビヨン ドゥ ラ ヴィ)

 


Jean Philippe Padie LE TOURBILLON DE LA VIE(ル トゥールビヨン ドゥ ラ ヒヴィ)

  • 生産者  Jean Philippe Padie
  • ワイン名  LE TOURBILLON DE LA VIE
  • 産地  CALCE 

少し前までの南フランスのルシヨンのワインと言えば、必要以上に感じるアルコール感に濃さと強さが強調され、一本飲むとヘトヘトになってしまうような血の気の多いワインが目立っていました。
そのようなタイプが多かったルシヨンですが、今では多くの生産者がこの産地に集まり個性的な自然派ワインを造りだし、注目を集める産地の一つになったと思っています。中にはいきすぎて?自由すぎて?品種も産地も、もはや分からないという逆に反自然的なのではないか?と感じてしまうワインに出会うこともしばしばありますが···どちらにしても様々なワインを生む産地として無限大の可能性を秘めているのではないかと思います。

しかし、僕はジャン・フィリップ・パディエのワインはどちらにも当てはまらないと感じています。
昔ながらでも今どきでもない。敢えてどちらよりかと言うと、昔よりかも....(理由を細かく説明しようと思ったのですが文章ではとても長くなるので気になる方は聞きに来てください)

無理矢理な肉付感や荒々しく大雑把さは微塵もないし、エキス感や過度なスルスルとした飲み心地を求めるあまりに逆に不自然に感じてしまう自由すぎるスタイルでもない。もしかしたら普段それらのワインだけを飲んでいるなら反応できないかもしれない。
真っ直ぐな香り・味・余韻に雑味や余計なものは感じない。ストレートで勝負できる凄さ。
いつの時代でも良いものは良いと思わせられるようなワイン
無理矢理な表現や例えが出てこないワイン。


カジュアルさを楽しむというデイリーワインとしての範囲を超えており、その完成度は最高峰だと思う。


今回も〈伝わらないかも?〉のワインの1つです。
良い意味でシンプルなワインというのは、ある意味一番味覚を問われてしまうワインかもしれません。


















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